ウシジマくんは闇金業者であり、違法な利率でお金犯す。
しかも貸す相手はお金に困っている社会的弱者。
ウシジマくんは社会的弱者に法外な利率でお金を貸しています。
にも関わらず、ウシジマくんを好きという読者は多いです。
以前から読んでいて不思議だなと思っていました。
本来は社会的に悪と言われている立場のキャラが好かれているのはなぜなんだろうかと。
ウシジマくん以外にも、立場的に社会的悪なのにも関わらず好かれるパターンのキャラは存在します。
『ワンピース』の主人公ルフィ→海賊
『ルパン三世』の主人公ルパン→怪盗
海賊も怪盗も本来は社会的に悪と言われています。
にも関わらず好かれている。
それは、仲間のために泣いたり感動するような発言をしたりと部分を重点的に描かれています。
では、ウシジマくんはどのようにして描かれているのか?
読んでいてわかったのはお金を借りる相手と比べ、ウシジマくんが相対的に良い人間に見えるように描かれているから、好きになる読者が多いということでした。
たとえば、サラリーマンくん編に出てくるキャラの一人に、友人を一方的に妬み、仕事ができないことや周りから馬鹿にされていることを周囲のせいにするような人物がでてきます。
あげくには、友人の銀行通帳を盗み金を引き出そうとすることまでやろうとします(未遂に終わりますが)
ウシジマくん自身は、闇金はしているものの、信頼している人物や友人を裏切るような真似はしません。
人として最低限、必要な部分を守っているのです。(闇金やっているところは置いといてください)
他の悪い部分を見せることで、相対的によく見せる、という方法はアフィリエイトやマーケティングに活用できます。
紹介したい商品があった場合、他の商品はこことここが悪い、しかし紹介したい商品はこういうところは良いですが、ここは良いですね、といった具合でブログに書くと、紹介したい商品が相対的によく見えます。
あまり極端にやると、胡散臭さが出てしまうかもしれないので、やり方には要注意だとは思いますが、違和感を感じさせないやり方をすればセールスで困らない状況になるかなと思います。
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