・「記事を書く際、切り口が大事って聞くけどそもそも切り口ってなに?」
・「自分らしい記事を書くために、切り口についての考え方を知りたい」
・「テーマやコンセプトをもった文章を書くにはどうしたらいいのか?」
ブログ記事を書いていくうえで、切り口を考えていくことは重要である!ということを、僕は数年前聞きました。
聞いた当初は、わかったようでイマイチ理解しきれていませんでしたね。
しかし、今では切り口を考える重要性を重々承知しています。
切り口がある記事とない記事とでは、読み応えがまったく異なります。
それはどうしてなのか、今回は記事の切り口の重要性について記事を書いていきたいと思います。
そもそも切り口とは?
切り口と似たような言葉で視点、コンセプト、テーマ…といった言葉があります。
様々な言い方をされますが、言葉が違うだけで意味合いは一緒です。
つまり
「あなたはそのことに対してどう思ってるか?」
というのが切り口です。(視点とかコンセプトもおなじ意味です)
情報を並べるだけなら、誰でもできます。
たとえば、投資と浪費の違いを解説する記事を書いたとしましょう。
みんなやりがちなのは…
「投資とは支払ったお金以上の価値を回収するお金の使い方です。浪費とはお金を出せば出すほど価値を生み出さないその場限りのお金の使いただです」
といった情報”だけ”を書きます。
大事なことなので、もう一度書きます。
みんな情報”だけ”を書きます。
知識や情報の解説をすることは大事なのですが、解説文を書くだけでは不十分です。
書いている筆者は、投資と消費についてどう考えているのか?という意見や視点も書くべきです。
上記の消費と浪費の違いの解説文は、誰でも書けますが、その人がどう考えているのかはその人しか書けません。
と、いう具合で自分なりの視点を交えて書くと、それが他のブロガーの差別化になります。
その人の切り口(視点)は、その人しか持ってません。
どういう視点で語るのか?とか、どういう意見を述べるのか?というのが切り口です。
切り口の大きな誤解
さて……偉そうに切り口について語っていますが、もともと僕は自分の切り口に対して自信がありませんでした。
「俺個人の意見なんて気にされるわけがない」
と思っていました。
なぜ、自信が持てなかったのか?
その理由は、自分より高いレベルの人々がいたことが原因です。
- 情報の濃さ
- 切り口の面白さ
この2つが僕より圧倒的にレベルが上の人と比較していました。
相手にとって価値があるかどうかで、気にされるかどうかが変わってきます。
俺より価値ある情報を持ってる人がたくさんいるのだから、みんな俺よりそっちにいくよなー。
そう思ってました。
しかし、いまはそう思ってません。
僕が思っているよりも、僕以外の人間の情報をキャッチしていなかったからです。
俺より価値ある情報を持ってる人がたくさんいる、というのは確かではあるんですけど、そもそもみんなそういう存在がいることを知らない。
現実を知ったのです。
自分が知っているからってみんなが知っているわけじゃない、そういう現実にね。
さて、少し話が脱線してしまいましたが、あなた自身が持っている情報や知識というのは価値があるんですよ。
かつての僕のように、「自分がしてきた経験に価値なんて無い」と思っていたら、それはハッキリ言って勘違いです。
意外とみんな知りません。
たとえばブログで稼ぐノウハウって、全体の95%くらいはググれば出てくると言われていますが、ほとんどの人は10%も知りません。
なぜなら、ググろうとさえしていないからです。
誰かが書かなければ、相手は知ることができません。
あなたの持っている経験・情報・知識はじゅうぶん価値があります。
自信を持って、独自の切り口から語る文章を書いていきましょう!
具体的な切り口の考え方
切り口を考える手順としては2つあると考えています。
- 誰に何を言うのか?
- 1つの話題を分解する
1つ1つ、詳細を説明していきますね。
誰に何を言うのか?
ブログを書いていくうえでターゲット設定は最初に考えておきたいです。
ターゲット設定、つまり誰に対して書くのか?
例えば「幸せな人生を生きるにはどうすればいいか?」という記事を書くとしましょう。
20代の大学生に向けて書くのか?
30代後半の子なし主婦に向けて書くのか?
50代で中学生の子供を持つ男性に向けて書くのか?
どの年代に向けて書くのか?を決めていないと、相手の感情がうごくような文章は書けません。
20代の大学生と、50代で子供がいる男性とでは、思い描く幸せは違うはずです。
20代の大学生は就職せずに遊んで暮らしていけないか?などと考えているかもしれません。
いっぽう、子供がいる50代男性は、自分自身の幸せよりも子供の幸せを考えることこそが幸せな人生である、と考えているかもしれません。
どういった人に向けて書くのか?を決めていない人は、自分の書きたいことだけを書いているといっても過言ではありません。
1つの話題を分解する
具体的に説明するため、今回は「眞子様と小室圭さんの結婚」を取り上げようと思います。
二人の結婚の話題は、様々な側面があります。
- 皇室出身者の結婚する人間としてふさわしいのか?
- なぜ素直に結婚を祝福できない人間が多いのか?
- 男性側に様々な憶測が飛び交っているが、憶測だけでSNSに意見を言うべきなのか?
などなど…。
切り出そうと思えば、さらに切り出すことはできるでしょう。
切り出したらどうするか?
自分のブログで取り扱っているブログのテーマと絡めて記事を書いていきます。
人生の幸せとはなにか?をテーマにしているブログであるならば
「眞子様と小室圭さんの結婚を、素直に祝福できない人間が多いが、そういう人は本当に人生が幸せになるのだろうか?」
といったタイトルの記事ができるでしょう。
そして、記事の中身は自分がターゲットをイメージしながら書いていきます。
20代の学生向けなら20代の学生へ伝わるように。
40代の主婦向けなら40代の主婦へ伝わるように。
「話題を分解する」というのは、話題の側面を切り取り、自分が伝えたい内容と絡めることができるのか?ということを考える作業なのです。
まとめ
今回の記事では、切り口についてまとめてみました。
- 誰に何を言うのか?
- 1つの話題を分解する
- 自分の立ち位置を決める
この切り口解説の記事だって、自己満足な文章を並べたら、僕自身は気分がよくなりますが、読者にとっては読む価値の無いものになるでしょう。
読む側にとってメリットがある意見を持つ
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